地元 里美産酒米プロジェクト始動!

■里美地区産酒米「美山錦」

2019年から地元”常陸太田市里美地区”産の酒米を作るプロジェクトが始まりました。
酒米の種類は「美山錦(みやまにしき)」という、長野県発祥の酒米です。
3月に美山錦の種を購入し、5月ゴールデンウィーク明けに田植え、7月梅雨の時期までは稲の成長が遅く心配しておりましたが、梅雨が明け晴れ間が2,3日続いた後、出穂を確認しました。
8月現在、さらに穂が大きくなり、順調です♪
来春には、この里美産「美山錦」を使用した日本酒を造ります!どうぞお楽しみに!

■本プロジェクトについて

地元里美地区産の酒米を使用した、里美をPR出来る美味しい日本酒を造り、里美と井坂酒造店に興味を持っていただくことを目的として発足しました。
プロジェクトは今年始まったばかり。まずは酒米を作ることに専念いたします!
それが出来てから、他の蔵元でもやっているところも多い田植えや稲刈り等のイベントに繋げていけたらと思っております。
協力者はもちろん、地元里美を愛する農家さんです♪

■酒米作りへの想い

もともと清酒「日乃出鶴」に使われる酒米は、茨城県内あるいは常陸太田市内、長野県産の酒米を使用して造られておりました。
中でも長野県産の美山錦は、井坂酒造店の仕込み水と相性が良いこともあり、蔵元が最も扱いを得意とする酒米です。

実は、過去に里美で酒米作りを試みたことがあったのです。
日本酒の需要の低迷と共に、酒蔵の経営も徐々に厳しくなり、何か手を打たねば衰退していくいっぽうとのことで、地元産の米にこだわった酒造りを始めようということになりました。
しかし、、その当時に使用していた田んぼは日当たりが悪く、稲が大きく育たなかったり、米があまり取れなかったのが数年続き、酒米作りを断念いたしました。。

月日と共に地方の過疎化が問題となっている日本。
地元里美地区も例外ではなく、里美地区全体の高齢化、人口減少も急速に進みました。
人が少なくなると当然、使われない田んぼや畑がたくさん出てきてしまいます。
そのまま放置されると里美地区の美しい景観の妨げになり、さらに観光客が減少してしまう。。
なんとか田んぼを使って景観を維持・向上し、、そして里美地区に来てくれるお客さんにこの美しい里山の景観や美味しい物を楽しんで頂きたい!

地元の人々に支えられて続いてきた酒蔵として、地元に対して出来ることはなんだ・・・

里美産酒米作りの再挑戦。そしてその米を使って最高の日本酒を造る。

里美産の酒米を使った美味しい日本酒を造ることができれば、、少なくとも今よりは、日本酒を通してお客さんを里美に興味を持っていただくきっかけになる。

地酒と書いて字のごとく、その土地の酒。

日本酒に限らず、物を手に取った時、多くの人はどこで作られたものなのか気になるものですよね。

早速、里美を想う人たちに相談しました。2018年10月のことです。

といってもすぐに米が作れるほど甘いこととも思っていませんでした。
酒米を作った経験のある人がいないからです。
少なくとも一年は酒米作りの勉強をして、早くて再来年出来れば良いかなぁ、程度に思っていました。
当然その場ではこちらの想いをお伝えするだけでした 汗
良い企画だ!と勝算はしていただけましたが、酒米を作ってくれる人がすぐに現われはしません。
同年11月、弊社の創業200年祭を開催したときにも酒米作りをやってくれる人募集!とアナウンスさせていただきました。

手を挙げてくれる方はそうそういませんでした。

 

年が明け、酒造りが始まって繁忙期を迎えていた時、弊社代表に一本の電話が。
内容は、「酒米を作ってやっから!」
念願のありがたい言葉を頂戴しました!
とりあえず酒米を作りについてお勉強を・・・
と思っていた次の言葉が、「酒米の種を買ってきてくんちょ!」

え(゚д゚)!?

今年からやるんですか!?

と、今年から酒米を作ることに(爆)!!

名乗り出てくれたのは、もともと米農家をやっていたり、建設業を営んでいたり、里美村時代には議員までやっていたスーパーおじいちゃま、小林さん!
地元をなんとかしたいと奮闘する地元では超有名な方です。
過去に使った田んぼとは別の場所で、日当たりも良く、里美では一番良い場所と言われる田んぼを使って、農家仲間と共に、「良い酒造ってくれや~^^」と笑顔で元気にお世話してくれています。

地元どんな酒米ができるのか、わくわくです!

ムチャな話に快く乗ってくれた素敵な人たちがいるこの里美の良さを、多くの人に知っていただきたい、想いを込めて作ります!
里美産の日本酒を手に取ってくれた人が、里美の地域や、日本酒が出来るまでに関わった人たちのことを少しでも思い浮かべ、笑顔になってくれたなら、、


そうです。
地元の酒米で美味しいお酒を造ることは通過点。
最終目的は、美味しいお酒を飲んでもらって、人と人の和やかな人間関係を創ること。

改めて弊社コンセプトを心に刻み、引き続きガンバリます!

以上、途中経過のご報告です。


このプロジェクトは、ただ故郷が大好きな蔵元と地元民達が刻む、里美の新たな歴史の第一歩です。