2025年6月21日(土)
31名のご参加をいただき、今年の田植え会を実施いたしました。
梅雨に突入したと前の週に報道がありましたが、天気は晴れときどき曇りという外での活動には最適な日和でした。
田植えは昔は夏至に合わせて行われていたそうです。示し合わせたわけではありませんが、ちょうど夏至の日でございました。これから無農薬での育成が始まります。今年の夏も少々暑くなる予想が出ておりましたが、この地は山々に囲まれており、すぐ近くの山から流れる冷たい水が田んぼに入るため、比較的高温障害にはなりにくく、美味しいお米が採れるのです。
今年の品種は「いのちの壱」。岐阜県で発見された大粒の品種だそうです。酒造りに使うことを考慮しての選定とのことで、使ってみるのが非常に楽しみです。
地元の里美中学校からは、生徒さんが3人お手伝いに来てくれました。他の参加者に飲み物を配ったり、田植えはもちろん、田植え前の線引き作業にも積極的に参加してくれました。意外にも3人とも田植えは初めてだったそうです。地元でも手植えをする人はだいぶ減りましたね。かくいう私も田植えは小学校のときの体験以降はやりませんでした。昨年のプレ田植え会で約30年ぶりに行ったくらいです。
やってみて感じることは、やはり機械化は大事だなと思うこと。それから、一部でも良いから手植えをすることによって、
・普段触れにくくなった自然に触れる
・一緒に参加した人達と親しくなる
・へとへとになるまで自分の体力を使い切って完遂する達成感
を得られることもまた大事と改めて感じました。だって終わった後の一杯とご飯のうまいことうまいこと(´▽`*)
秋には自分で手植えしたお米が食べられる、そのお米が酒になる、という期待感。
手植えの文化が少なくなった今だからこそ感じられる気持ちなのかもしれませんね。機械化は進めたほうが良いですが、手植えの文化も少しだけでも良いから残していってあげたいなと思いました。
さて、この後田んぼは協力者のリトルフリーフォレスターズさんが中心となって育成していただきます。田んぼの様子はSNSを通して発信していく予定です。
また、次回稲刈り体験会は10月下旬を予定しております。次回体験の募集案内をお待ちください。